2011年1月20日木曜日

エネマシリンジで鼻洗浄(鼻うがい)

写真: エネマシリンジのパッケージ表面。エネマシリンジのイラストと日本製なのに全部英語表記でアメリカンなデザイン。

仙台赤十字病院の耳鼻咽喉科を受診して以来、鼻洗浄というのを毎日やっている。この鼻洗浄、やってみると鼻の穴がスッキリして気持ちがいい。

エネマシリンジという鼻洗浄器を使って、鼻の奥まで生理食塩水(水に塩と重曹を溶かしたもの)を流し込むのだが、鼻腔内の細菌やウイルスを洗い流し、粘膜の修復を図るのが目的。エネマシリンジは、ゴム製のチューブみたいで、真ん中がポンプのように膨らんでいる。もちろん、中は空洞になっていて、ポンプを押すことで片方から水を吸い上げて、もう片方から水を出すという原始的な仕組み。



写真: エネマシリンジのパッケージ裏面。両端は、鼻に差し込むほうが鼻用ノズル、水を吸い上げるほうを吸入バルブといい、真ん中にあるポンプは本体ゴム球部という名称らしい。
各部位の名称も示された全体図

写真: シネマシリンジの実物
色はオレンジ、長さは60センチくらい


手順は次のような感じ。

  1. 水500ミリリットルに対して、食塩と重曹を5グラムの割合で溶かす(0.9%の生理食塩水)
  2. 1回に使用するのは250ミリリットルで、金属製のボウルに入れる
  3. エネマシリンジの両端を水につけて、ポンプを数回押して空気を抜く
  4. 空気が完全に抜けたら、片方の鼻の穴にエネマシリンジの先を入れる
  5. 「アー、アー」と声を出しながら、ポンプを押して水を流し込む
  6. 水がなくなるまで、両方の鼻の穴で交互に繰り返す


仙台赤十字病院で診察してもらった時に、松谷先生に一度やってもらって、その後に看護師さんからやり方を教わってきた。エネマシリンジは、病院の売店で購入。食塩と重曹は処方箋が出るので、それを薬局に持っていく。ちゃんと、500ミリリットルの水に入れる分量で分包してあった。一度に使用する生理食塩水の量は250ミリリットルだが、毎回作るのは面倒。そこで、2リットルのペットボトルで8回分まとめて作って、作り置きしている。ポンプを押して流し込む回数は、だいたい3回ずつ(計6回程度)かな。


写真: 薬局で処方された食塩と重曹の粉末。白い半透明のセロハンの袋に入っている。
なんだか子供のころに病院でもらった風邪薬みたいな感じ

IgA腎症は、病巣感染症といって、中でも口蓋扁桃に慢性の炎症があることによって引き起こされるらしい。これも扁摘パルスという治療法に出会ってから初めて知ったことである。発症した頃は、原因不明って説明されたけど、いろいろ解明されてきているんだね。だから、扁桃を摘出するのは、IgA腎症の病巣を取り除くという単純明快な話。昔のCM風にいえば「くさいニオイは、元から絶たなきゃダメ!」って感じか。で、口蓋扁桃の炎症以外にも、鼻咽腔炎や副鼻腔炎もIgA腎症の病巣になっているらしい。

昨年末の入院時にCT検査をしたところ、副鼻腔炎ではないが、鼻咽腔に炎症があるということだった。この鼻洗浄で少しでも鼻の中の炎症が落ち着いてくれるといいのだが。鼻洗浄は、花粉症やアレルギー性鼻炎にも効果があるらしい。そういえば、中学生の頃、アレルギー性鼻炎で耳鼻科に通ってたことを思い出した。あの頃は鼻詰まりがひどかったんだよな。幸い花粉症はまだ発症していないが、カラダにいいことみたいだし、まずは気長に毎日続けてみるとしよう。


写真: 鼻洗浄している子どもと思われるイラスト
病院でもらった手順説明書にある手書きイラストがシュールすぎる

あ、そうそう、ちょうど仙台赤十字病院の診察から帰ってきた翌日に、腎生検の傷あとに貼ってあったテープがとれた。ついでに、写真も載せておこう。腎生検からちょうど2週間後、抜糸から1週間後の傷あとである。

写真: 腎生検の傷あと
真ん中の部分を見るのは初めてだが、傷口は横に真っ直ぐ一直線だった

それでは、アディオス、アミーゴス!

2 件のコメント:

  1. はじめまして
    突然のお願いで申しわけございません。
    もし良ければ、貴ブログを当SNSに登録して頂けないでしょうか。どうぞ宜しくお願い致します。病気SNS

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  2. illness さん、コメントありがとうございました。
    「病気SNS 」というのがあるんですね。さっそく登録させていただきました。
    このブログが、より多くの方の参考になればうれしいです。

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