2010年12月30日木曜日

退院(腎生検): 10泊11日をふりかえる

12月30日(木曜日)、予定よりも早く無事に退院。当初、退院は年明けの1月3日頃と言われていたので、年を越すつもりで入院したが、抜糸翌日での退院となった。終わってみれば、あっという間の10泊11日だったなぁ。

ボクは元気です!

「入院」と聞くと、中にはご心配いただく方もいらっしゃるのではないかと思いますが、右わき腹に傷があることを除けば、ボクは元気です。ご安心ください!

腎生検無事に終了、結果も良好(というか、ほぼ想定通り)

まず何といっても、今回の目的だった腎生検が無事に終わり、各種検査の結果も含めて、腎機能は正常の80%程度であることが確認できた。15年前の腎生検では、たしか90%程度と言われたので、この15年のうちに10%ほど腎機能が低下したことになる。

それでも、尿潜血と尿蛋白は入院期間中安定していることなどから、病態は落ち着いていて、腎症の進行はかなり緩やかであることが再確認できて、ホッとした。

全身麻酔を初体験

開放性腎生検だったため、全身麻酔を生まれて初めてやった。話に聞いていた通りで、本当にいつの間にか意識がなくなっていて、意識が戻るともう終わっていた、という感じ。この全身麻酔は、扁桃の摘出手術の際にもやるので、今回何も問題が生じなくてよかった。ひと安心である。

意外とラクだった腎生検後の安静

15年前は地獄を味わった約24時間の安静。今回も覚悟はしてきたが、絶対安静でいる必要がなかったこともあり、終わってみればそんなに苦痛でもなかった。ベッドを30度まで起こしていいというのに、かなり助けられた気がする。

15年9カ月ぶりの尿カテーテル(おしっこの管)

結果的には、これが一番辛かった! 管を入れたのが全身麻酔のかかっている最中だったのはよかった。しかし、やはり安静が解除になって抜くとき、あの何とも言えない尿道をえぐられるような痛みが・・・。ガチで脂汗が出る。

抜いた後も数日間は違和感があるし、トイレでは尿が尿道を通るたびに痛いし。もうすっかり回復したけど、4月の扁桃摘出でもう1回あるのかと思うと、気分が一気に萎える。

唯一心配なのは抜糸した後の傷口

退院の前日に抜糸したものの、退院時点では傷口が完全にふさがってはいない。治りを早くするテープを貼ってもらったが、この傷がちゃんと治るかどうか心配。ま、こればっかりは時間が解決してくれるのを待つしかないかな。

ただ、くしゃみをしたり、咳をしたり、また笑ったりしても、傷口が痛まなくなっているので、傷自体はふさがっていて、あとは表面がくっつくのを待つという感じなのだろう。

私は "コレ" で禁煙しました

禁煙パイポのCMとか分かる人いるかな? それはさておき、20年以上の喫煙歴にピリオドを打ちました。"コレ" っていうのは、IgA腎症というか、仙台社会保険病院への転院がきっかけというか、16年目でリセットするにあたりというか、ともかく11月下旬から禁煙を開始。

そのせいか、さっそく2~3キロ太った模様。顔が丸くなったと評判です。けど、特に苦労するわけでもなく、意外とあっさり禁煙できた。それには自分でもビックリ。

病院食はまずます、ただゴハンだけは要改善

ここからは病院について少しコメント。後半で特に気になったのは、ごはんの炊きあがり。もう少し水を少なめに炊くとかしてもらうといいんだけどな、とここで言ってみる。

病棟や病室の設備は新しくないけど、清潔でキレイ

病院の建物は全体的に決して新しくはない。でも、清潔でキレイなので、さほど気にはならなかったし、快適に過ごすことができた。ま、病院だから清潔っていうのは当たり前なんだろうけど。なんとなく昭和の匂いのする病院だった。ボクは好きです。

窓からの眺めのよい個室は快適

クリスマスには雪が降り積もったりして、東京ではなかなか見れない光景を病室からだけど眺めることができた。何気にこの病室からの眺め、気に入ってます。次回もこの景色が見える部屋だといいんだけどな。

仙台社会保険病院に転院して正解だった

最後に、結論としては、仙台社会保険病院に転院したことは正解だったと感じている。やはり、IgA腎症の専門外来があり、経験豊かな医師とスタッフがいるという安心感があった。看護師さんたちも決して事務的ではなく、どことなく仙台という土地柄を感じさせてくれたりして、温かみがあってとてもよかった。

IgA腎症が寛解できるかどうかはまだ誰にもわからないけど、この病院に任せようと改めて思うことのできた11日間でした。

次のステップは・・・

  • 1月に、まず仙台赤十字病院に電話して、耳鼻咽喉科で扁桃摘出の事前診察を受けるための予約をとる
  • 同じく1月に、近所の歯科で歯のどこかに炎症がないかどうかチェックしてもらう
  • 2月には、仙台社会保険病院腎センター外来で堀田先生に診察していただく
  • 4月になったら、仙台赤十字病院で扁桃摘出、仙台社会保険病院でステロイドパルス療法を行う
とまぁ、ざっとこんな予定である。

それでは、皆さんよいお年を。アディオス、アミーゴス!

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