2011年7月7日木曜日

入院(ステロイドパルス)17日目 / 第3クール3日目(点滴): パルス入院中のステロイド点滴すべて終了 副作用はどれも想定内

副作用の上位は「不眠」、「汗疹(あせも)」、「高血糖」の三つ


今日でパルス入院の点滴が3クール目まで全て終了。明日は内服も休みで、明後日からプレドニン錠の内服が確実で始まる。これからは内服するプレドニン錠の量を徐々に減らしていきながらの経過観察モードに入っていく。

このステロイドパルス療法を始めるにあたって、一番気になっていたのはやはり副作用。そこで、このパルス入院中にウエちゃんが実際に自覚できたステロイドの副作用を顕著だったものから順に挙げてみよう。
  1. 不眠
  2. 汗疹(あせも)/ アクネ(吹き出物)
  3. 高血糖
  4. しゃっくり
  5. ほてり
まずは、やはり「不眠」。すぐ寝つけないし、長く寝れないけど、一度目が覚めれば夜まで元気。これは定番中の定番なので想定内。これからプレドニン錠の隔日内服になるけど、少しずつ寝られるようになっていくのかな?

次が「汗疹(あせも)」。ま、アクネとか、吹き出物ともいえるみたいだけど、夏場はどっちかというとあせもらしい。ただ、痒くも痛くもないので、別に気にはならない。

それから「高血糖」。これも定番なので、数値は気になるけど想定内かな。プレドニン錠の隔日内服になると血糖値がどうなっていくのかが気になるところ。

あとの「しゃっくり」は1クール目に一度出たっきり。「ほてり」は点滴のスピードが速まってしまったときだけ。その他には、「空腹感」もあるといえばある気もするが、そんなに気になるほどではなかったかな。「動悸」や「ムーンフェイス」はナシ。あと「気分の抑揚」もなかった気がする。ま、あの睡眠時間で寝不足を感じないのは、気分が高揚しているってことなのかもしれないけど(笑)

付け加えるとすれば、「血圧」と「脈拍」が2クール目くらいまでやや高めだったけど、3クール目に入って落ち着いてきた。これも副作用だったのかも?

さて、今日はこんな一日でした。
  • ステロイド点滴がすべて終了 明日からはプレドニン錠を隔日内服
  • 3クール目に入って血圧と脈拍は落ち着いてきた
  • 退院後の気になるポイントの情報収集を開始


5:00 起床(睡眠時間:4時間)

昨夜は入眠剤がなくなっていたので、久しぶりに入眠剤ナシで就寝。寝つけたのは1時頃かな。そして、目が覚めたのがちょうど5時頃。ということで、睡眠時間は4時間だけど、今は点滴期間中ということもあってステロイド効果で目パッチリ。

5:50 採血

このパルス入院中に何度かやっている採血。そういえば、まだ一度も結果見せてもらっていないような...。

6:00 朝の数値チェック

  • 血圧:125/82[正常]
  • 脈拍:64
  • 体温:36.6度
  • 体重:61.2kg:前日比 0.4kg増
血圧と脈拍は今朝も正常。体重が若干増えているけど、そういえばここ数日お通じがないかも...。と思ったら、午後にお通じアリ。

8:00 朝食


写真:パルス入院3クール3日目の朝食
トースト 100g、はちみつ&マーガリン、野菜スープ、キャベツとツナのソース、ノンオイルサラダ、牛乳 [570kcal|蛋白:23.1g、塩分:3.4g]

9:00 主治医(古川先生)回診

退院日が来週月曜日に決定。最後に堀田先生の外来を受診してからの退院となった。退院後の経過観察やプレドニン錠の内服期間中の注意事項などを確認してから東京に帰ろう。

あと、一週間くらい前だったかな。夜に胸が締め付けられるような感じになったことがあって、ちょっと気になっていたので報告。そういえば、6~7年くらい前にも会議中に同じようになったことが一度あって、そのときは5~6分くらい続いたのかな。こないだは、それよりも弱めで2~3分でおさまったんだけど。念のため、午後に心臓のエコー検査を受けることに。

9:15~12:15 ステロイド点滴: 3クール3日目(点滴最終日)

内服
写真:朝食後に飲む三種類の錠剤
今回の処方から一回分ずつ一つの袋にまとめてくれた これは助かる!
  • [朝食前] ジャヌビア錠 25mg 1錠: 血糖を下げる
  • オメプラール錠 10mg 1錠: 胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎を和らげる
  • ニューロタン錠 25mg 1錠: 常用薬 血管を拡げて、血圧を下げる
  • ミノマイシン錠 50mg 2錠: 抗菌作用のある抗生物質
点滴
写真:点滴の管を抜き取る様子
点滴の "針" といっても、実はプラスチックの管だった。針が付いているのは最初だけで、血管に差し込んだ後に針だけを抜いて、血管にはプラスチックの管だけが残るそうだ。一昨日に針を挿すのに失敗した痕も痛々しい(苦笑)

写真:抜き取った後の点滴の管
全部抜き取ると、長さにして約3センチ 直径は約1mmかな [撮影協力:看護師ATさん]

  • デカコート注射用 500mg: 副腎皮質ホルモン
  • フィシザルツPL-D 100ml&: 生理食塩水
  • 所要時間: 3時間(9:15~12:15)

12:00 昼食


油麩丼、そうめん 100g、大根ゆず酢和え、とうもろこし、フルーツあんみつ [699kcal|蛋白:19.6g、塩分:4.4g]

フルーツあんみつ!!! 血糖値上がること間違いなしのビジュアル...。

12:50 ウォーキング

フルーツあんみつの陰謀を阻止すべく、今日は院内ウォーキングを45分間。いつものように、ヒンズースクワットと階段の上り下り、そして屋上での腿上げウォーキングをミックス。

写真:1階フロア
外来棟から第1病棟に向かう廊下

写真:廊下に貼られたポスター
7月24日に仙台駅東口で復興への想いを込めた「仙台すずめ踊り」という夏まつりがあるらしい。

写真:水槽と車椅子
透析室の入口脇には水槽があって、ちょっとした癒し空間

14:00 午後の数値チェック

  • 血糖:196(前日 154)
  • 血圧:126/75[正常血圧]
  • 脈拍:80
  • 体温:36.6度
血糖値は「196」。してやられた感アリアリだが、アンダー "200" なのでヨシとするか...。今日は脈拍も落ち着いてるな。

14:05 入浴

今日で点滴が終わったので、左腕も完全にフリーになってシャワータイム。

14:40 薬剤師ヒアリング

今日も実習生の女子薬科大生さんと頼りになる薬剤師千葉氏が登場。退院後の気になることを質問してみた。
  • 万が一、プレドニン錠を飲み忘れてしまった場合は、気がついた時点で飲むこと。しかし、プレドニン錠は飲むべき日に忘れずに飲むことが何よりも大事。「隔日」の場合、「毎日」よりも忘れてしまいがちなので要注意だ。
  • 副作用の不眠については、退院後は隔日の内服になり、また日常生活を送るようになれば身体も疲労するので自然と寝つけるようになるはず。入眠剤はよほど心配でないかぎり、退院時には処方しない。入眠剤を処方された場合、入眠剤と飲酒の組み合わせは絶対に禁止!
  • 尿の潜血と蛋白のチェックは、基本的には外来を受診する際に検査してもらえばよい。自分でも経過観察したい場合は、ウロペーパーという尿試験紙がある。尿試験紙にもいろいろあるが、潜血と蛋白の二項目がチェックできれば十分だろう。オススメがあるか調べてくれることに。
  • 血糖値を自分でチェックしたければ、血糖値測定器を購入するしかないが安価ではない(調べてみたら、一万円前後)。退院後はプレドニン錠も隔日の内服になるし、血糖値は入院中の数値を見るかぎり自分でチェックしなくてもよいレベル。ただし、アルコールは控え目にしたほうがよいかもしれない。むしろ、おつまみが要注意。
というわけで、今日も頼りになる薬剤師の千葉氏でした! 最終的には主治医の判断を仰ぐべき点もあるので、それは退院日に堀田先生に確認することにしよう。

15:30 超音波心臓検査


写真:エコー検査の機器

いわゆる "エコー" というやつ。ステロイドパルス療法とは関係ないと思うけど、念のためチェック。総合病院なので、気になるところをついでにチェックしてもらえるのは有難いかも。ちなみに、これまでの心電図とかでは特に異常は見られないとのこと。

18:00 夕食


写真:パルス入院3クール3日目の夕食
ごはん 190g、味噌汁、酢豚、ナムル風和え物、飲茶2種 [712kcal|蛋白:26.0g、塩分:3.0g]

写真:酢豚のアップ

夕食はボリュームいっぱい感があって満足。

21:00 消灯

消灯前に、夜の担当看護師さんと血糖値のお話。理論上は、点滴の日のほうが内服の日よりも高くなるそうだ。それはステロイドの量が違うからで、まあ当たり前といえば当たり前の話。

ただ、ウエちゃんの数値を見ると、高い日は200前後というのもあるが、むしろ点滴の日のほうが低めだったりして、パターン化していない。「お昼にフルーツとか食べたりするとやっぱり上がるから、お昼のメニューにもよるんだよね。」とのこと。そして、「でも点滴している間だけだから、退院したら下がるよ。」と聞いてまた安心。

いろいろな体験談を読んでいると、入院中にインシュリン注射打ってる人も少なくないみたいだけど、そこまでいってないしね。ただ、普段はどうしても運動不足なので、退院したら毎日カラダを動かさなきゃ。

さて、今日はマイスリーを1錠飲んで寝ます。
それでは、アディオス、アミーゴス!

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