2011年6月23日木曜日

入院(ステロイドパルス)2日目 / 第1クール2日目(点滴): 「しゃっくりは、水があれば3秒で簡単に秒殺できます。」 ホンマでっか!?

イエローデビル、ざるラーメン、そして秘伝の技「ネ申3(仮)」

さて、ステロイド点滴も今日で2日目。今週は副作用が出ないように、慎重に様子を見ていく。

ステロイド点滴のおかげで、扁摘後の痛みはかなり和らいだ。ただ、声がかすれてるな。そういえば、寝るときもマスクしてるんだけど、朝起きたら外れていた。部屋はエアコンが効いていたし...。ノドを乾燥させちゃったかな?

あと、鏡で口の中を見たら、かさぶたの上半分がだいぶ剥がれてきていた。ときどき、ノドのあたりに何かあるなって感じるのはそのせいかな。ただ、めくれているというワケではない。自然とピンク色の粘膜が見えてきているという感じ。

さあ、そんなわけで、 パルス第1クールの2日目いってみよう! 今日のトピックはこの3つかな。
  • 昼食に新たなる刺客「イエローデビル(黄色い悪魔)」登場!
  • 今週末は選べる食事メニューの2日間、目玉は「ざるラーメン」か!
  • そんなしゃっくりは副作用とは言わせない! 秘伝の技「ネ申3(仮)」

5:00 起床(睡眠時間:5時間30分)

初めてステロイド点滴をした昨日。21時の消灯でもすぐには寝付けず。ま、それは扁摘で入院していた時もそうだったから、副作用とは思わないけど、結局寝付けたのは23時30分過ぎかな。いつもより少なめの睡眠時間だけど、そんなに寝不足という感じではない。これはステロイドパワー?

6:00 朝の数値チェック

  • 血圧:129/81(正常)
  • 脈拍:80
  • 体温:36.7度
  • 体重63.1(前日比 0.3g減)

9日前に仙台赤十字病院に入院したとき、体重は67.8kgだった。体重を測ること自体が久しぶりだったが、自分でも目を疑った。昨年12月に腎生検で入院したときが62kg台だったから、この半年で一気に5kg以上増えてることになる。ま、たしかに、お腹のポッコリ具合は身内からもかなり指摘されていたわけですが...。

しかし、病院食で普段よりカロリー控えめなのと、規則正しい生活リズムになりつつあるからか、9日間で5kg減量できたことになる。そういえば、お腹のポッコリも "ポコ" くらいになった! よーし、退院後は腹筋をパッキパキに割って見せるぞ!!!

8:00 朝食


写真:パルス入院2日目の朝食
ごはん 190g、味噌汁、ほうれん草卵とじ、マヨネーズサラダ、ひじき煮、牛乳 [650kcal、蛋白:23.9g、塩分:2.6g]

やっぱり、味噌汁がいいやねぇ。アタシくらいの歳になってくっと、なおさら心落ち着くようだよ。

もちろん、完食!

9:40~14:10 ステロイド点滴


写真:点滴するステロイド剤の容器
これが500mlのステロイド剤「デカコート注射用」。直径2cm 高さ4cmくらいの小さい容器だ。これでも人間が一日に体内で作る量の100倍か。

内服
  • [朝食前] ジャヌビア錠 25mg 1錠:血糖を下げる
  • オメプラール錠 10mg 1錠): 胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎を和らげる。
  • ニューロタン錠 25mg 1錠): 常用薬。血管を拡げて、血圧を下げる。
点滴
  • カコート注射用 500mg(副腎皮質ホルモン)
  • フィシザルツPL-D 100ml(生理食塩水)
  • 所要時間: 4時間30分(9:40~14:10)
ステロイドの点滴は2日目。しかし、今日も何度か途中で止まってしまい、時間がかかってしまった。やはり、途中でベッドを離れたりすると、血が逆流してきて点滴の管が詰まってしまうようだ。点滴中は、今日も特に異常なし!

写真:点滴を終えた後の左手首。手首から肘まで3分の1(7センチ)くらいの位置に針は挿したままの状態で、上から大判の透明テープで固定する。

12:00 昼食


写真:パルス入院2日目の昼食
ごはん 190g、かじき味噌煮 70g、きぬさや、焼ネギ、白菜中華風煮、漬物、ぶどう、パイナップル [633kcal、蛋白:27.1g、塩分:3.5g]

赤十字病院での因縁再燃か!?  "レッドデビル(赤い悪魔)" の使者現る! こちらを挑発するかのようにお膳の右手前に堂々と現れたのは、"イエローデビル(黄色い悪魔)"。その正体は、パイナップル。うーん、微妙だなぁ。ちょっとイヤな予感もするし。

ただ、あれから4日が経ち、扁摘した跡のかさぶたも少しずつ剥がれ始まっていて、食事中の痛みも和らいできている。よし、ここはひとつ...。端っこを厚さ2ミリくらいスライスして食べてみる。お、大丈夫? いや、レッドデビルは時間差攻撃してきたから、しばし静観。1分経過。ひょっとしてイケちゃう? よし、もう一枚スライスだ。そして、1分経過。うん、大丈夫!

というわけで、イエローデビルを返り討ち。完食です。ただ、すこーしヒリヒリしたかもなぁ。ま、黄色い小悪魔ってことにしておいてやろう。

12:30 選択メニュー表を提出


写真:選択メニュー表

今日の昼食のお膳に、選択メニュー表がついていた。今週の24日(金曜日)と25日(土曜日)は、メニューを二択で選べるようだ。Aセットが標準、Bセットは自己負担が84円追加となるワンランク上のメニュー。そういえば、昨年12月の腎生検のときもあったね。

今回の目玉は、金曜日が昼のざるラーメン(つけ麺?)と夜のカツオ竜田丼、そして土曜日が夜の穴子丼かな。その3食だけBセットにしてみた。

15:40 血糖検査

  • 血糖:177(前日 156)
昨日よりも数値が高め。しかも、本来であれば、血糖値が一日で最もピークになる14時に測定しなければいけないのに、看護師さんもドタバタしていたようで15:30過ぎの測定に。14時だったら、もしかしたら200を超えていたかもしれない。明日からは、14時になったら自分からも声をかけるようにしよう。

たまたま薬剤師の方が様子を見に来てくれていて、インスリン注射打つべき値はどのくらいなのか聞いてみた。すると、「250だったら確実に打ちますね。ただ、担当医や患者さんによって基準がまちまちなので、あとはケースバイケース。200を超えるとインスリン注射を打つ可能性が出てくるとしか言えない。」とのこと。うん、この病院は薬剤師さんも経験豊富そうなので信頼できそうだ。

16:00 しゃっくり発生

しゃっくりが出始める。意外としつこくて止まる気配がない。そういえば、男性の場合、ステロイドの副作用でしゃっくりが止まらなくなることがあるって薬剤師の人が言ってたし、ツイッターでフォローしてくれている男性からも教えてもらっていた。

<古館伊知郎 class="プロレス中継実況アナ時代">おぉっと! 二日目にしてとうとう副作用が目に見える形で姿を現してきたのでありましょうか!?</古館伊知郎> 

そこで、以前教えてもらった方法を思い出して試してみる。
  1. 水(コップでも、ペットボトルでも可)を片手に、起立する。
  2. 鼻をつまんで息を止めながら、額を膝にくっつけるつもりで前かがみになる。
  3. 上あごを下、下あごを上にした状態で、息を止めたまま水をゴク、ゴク、ゴクと飲む。
  4. そして顔を上げると、しゃっくりはもう止まっているはず。

無事止まりました。試合終了のゴング。ふぅ、びっくりくりくりくーりくり。

その後も夕食前に再びしゃっくりが出始めたが、同じ方法でこれまた試合終了でした。繰り返すってことは、やっぱり副作用なのか?

17:00 入浴(シャワー)

風呂は好きな時間帯に入れる。毎朝その日の予約表が掲げられるので、空いている時間帯に自分の名前を書いて予約するシステム。日替わりで男女が午前と午後で入れ替わる。今日は男性が午後。点滴後は2時間以上空けたほうがよいとのことで、夕食前の17時を予約しておいた。

浴槽もあるが、シャワーのみで。左手には点滴の針がついたままなので、濡らさないように左手だけバンザイしながら。2日ぶりの入浴で、さっぱりスッキリした~。

18:00 夕食


写真:パルス入院2日目の夕食
ごはん 190g、味噌汁、鶏バーグ、ウドのキンピラ、漬物 [583kcal、蛋白:23.8g、塩分:3.3g]

おー、ハンバーグだ! なんかこういう肉っぽいの食べるの久しぶりだ。そういえば、扁摘の入院前夜に焼肉ガッツリ食べたっけ。あ、IgA腎症患者でありながら食事制限がないので、普段もたまに焼肉行ったりしてます。スミマセン...。

入院前夜に行くならこんな店: 黒毛和牛一頭切り 伊達哉

19:30すぎ またしてもしゃっくり 執念深い...

夕食後にノートPCで仕事をしていると、またしてもしゃっくり。ちょっとしつこそうだったので、例の方法で止めようとするも、今回は止まらない!!

少し時間をおいてから再びトライするも、やはり結果は同じ。うーむ、このままだと21時の消灯後も続いているかもしれない。

そういえば、薬剤師の人が「どうしても止まらないときは、薬で対処できるので遠慮なく言ってくださいね。」と言ってたのを思い出した。そこで、看護師さんに相談しようと廊下に出ると、ちょうど目の前に看護師さんがいたので声をかけてみる。

ウエちゃん「あのー、しゃっくりがさっきから止まらないんですけど、ステロイドの副作用ですかね?」
看護師「あ、しゃっくり? じゃ、こうやって水飲んでみてもらえます?」
看護師さんは、腰に手をやって、顔を右に向けて、水を飲むポーズをとってみせる。
ウエちゃん「へ?」
看護師「だから、こうやって~」
と、メガネの似合う看護師さんは、再び顔を右に向けて水を飲むポーズ。
ウエちゃん「え、そうやって水飲むだけっすか?」
看護師「うん。身体は正面を向いたまま、顔だけ右に向けるの。こうやって。」
と、三度び同じポーズを。
看護師「これね、どこにも書かれてない秘密のワザなの(笑)一度やってみて!」
ウエちゃん「マジっすか?」

半信半疑というか、正直なところ、一信九疑くらいの感じ。ま、だまされたと思ってベッドに戻り、ペットボトルを手に取ってやってみる。

!!!!!

あれ、止まった。り、リアリー?? すげー! マジで止まったよ? 

<岡田 圭右>ン~ワァォ!</岡田 圭右>

仙台社会保険病院の看護師直伝 
秘伝の技「ネ申3[かみスリー](仮)」をココに初公開!
  1. 水を用意して、起立する。
  2. 正面を向いたまま、顔だけ右に向ける。
  3. その姿勢で水をゴクゴク。

どんなしゃっくりも3秒で秒殺する神技。実際、その後は翌朝までしゃっくりは全く出なかった。

1:30 就寝

しゃっくりは21時の消灯前に無事止まり、さて今夜は早く寝つけるかな? と思いきや、結局寝付くことはできず。もうすぐ0時だ。しかたないので、眠剤をもらおうと看護師さんのところへ行くも、主治医から指示が出ていないので電話して確認しないといけないとのことで、もう時間も遅いし今夜はあきらめた。携帯でいろいろなサイトを見て回りながら、眠くなるのを待っていたが、結局1時半くらいまでは記憶がある...。

というわけで、また明日! それでは、アディオス、アミーゴス!

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