2011年6月25日土曜日

入院(ステロイドパルス)4日目 / 第1クール4日目(内服): ためしてガッテン「プレドニン錠内服の極意!」

睡眠導入剤は効果あり 口閉じテープもいい感じ

さて、昨夜もやはりなかなか寝付くことができず、処方してもらっていた睡眠導入剤の「マイスリー錠」を飲んでみた。効果はテキメン。30分もしないうちに就寝。朝目覚めるのが少し早かったけど、眠れないときは使ってみよう。

そして、昨夜寝るときにもう一つ試したのが「鼻呼吸を促す口閉じテープ ネルネル」だ。縦5センチ、横2センチくらいの大きさで、鼻の下から唇をふさぐようにして縦に貼る。すごく薄いテープで、ソフト絆創膏みたいな感じ。目覚めたときには、マスクは外しちゃっていたけど、ネルネルはしっかり貼られたまま。うん、寝ているときも口呼吸にしていくためにイイかもしんない!

写真:処方された「ブレドニン錠 5mg」4日分で全部で24錠

今日から第1クールの4日目、内服4DAYSの始まりです。
  • ためしてガッテン「プレドニン錠内服の極意!」
  • 赤い悪魔(トマト)にリベンジ、難敵(からし)もクリア!
  • 新しい病室から見えるのはグレー一色...。

5:10 起床(睡眠時間:約5時間50分

昨夜は23時前に睡眠導入剤「マイスリー錠」を投入して就寝。目覚めは少し早目だったけど、6時間近く寝れたようなのでOK牧場でしょう。ただ、目覚めは少し眠気が残っている感もあり。

6:00 朝の数値チェック

  • 血圧:138/88(正常高値)
  • 脈拍:82
  • 体温:36.5度
  • 体重63.8kg(前日比 0.3kg減)
体重は特に増加傾向ってわけでもないみたい。今朝は血圧が少し高めだ。

8:00 朝食


写真:第1クール4日目の朝食
ごはん 190g、味噌汁、野菜炒め、温泉卵、味付け海苔、しょうゆ、牛乳 [586kcal|蛋白:24.7g、塩分:3.1g]

昨日の納豆に続き、今日は生卵! ということは、これまた久しぶりの玉子かけご飯だ~!! とテンションが上がる。ルンルン気分で玉子を割ると、ポロリと。ん? あれ? もしかして、温泉卵?? しかし、もうすでに200%玉子かけご飯モードに入っていた自分を抑えることができない...。そこで、

写真:温泉卵どんぶり
温泉卵に醤油をかけて、かき混ぜて卵を細かくしてからごはんの上にドーン!
温泉卵どんぶりにして、玉子かけご飯気分を味わいました。うん、これもなかなかオイシス~!

8:20 ステロイド内服

  • プレドニン錠 30mg(5mg×6錠): 副腎皮質ホルモンで、炎症やアレルギー症状を抑える。
  • オメプラール錠 10mg 1錠): 胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎を和らげる。
  • ニューロタン錠 25mg 1錠): 常用薬。血管を拡げて、血圧を下げる。
写真:プレドニン錠 5mg


さて、いよいよプレドニン錠を初めて飲むときがやってきた。1錠が5mg。大きさは直径5mmくらいで小粒。人間はこの量の副腎皮質ホルモンを毎日自分で体内で作っているわけだ。パルス入院中は、その6倍の30mgを内服する。

ためしてガッテン「プレドニン錠内服の極意!」
プレドニン錠といえば、苦いという体験談をよく目にする。たまたま、前日にとあるブログでこんな体験談を読んだ。
「これが巷でよく聞く“プレドニン”か...。」と妙な感慨にふけりながら口に放り込みましたが...めっちゃ苦いやん...。
飲み方間違えましたね。まず口の中に水を溜めてから飲まなあきまへんな。これは。

ガーッテン! なるほど、そりゃいい考えだ。これなら立川志の輔も納得するはず(笑) っていうわけで、まず水を口に少量含んで、それからプレドニン錠を6錠放り込んでゴクリ。おかげさまで、あまり苦味を感じることもなく、また後に残ることもなく飲むことができた。感謝、感謝!

8:45 主治医(古川先生)回診

昨夜は睡眠導入剤を飲んだことを報告。マイスリー錠は、常用性の強い薬ではないので、寝付けないときはガマンせずに飲んでよいとのこと。23時を目安にして、寝付けそうにないときには飲むようにするかな。

あと、血糖値について。昨年12月の腎生検での入院時にブドウ糖負荷試験をやった。そのときの結果として、血糖値が上がるとそれを抑えるために体内からインスリン(インシュリン)というホルモンが分泌されるが、これが標準値よりも多かった。この懸念もあるので、第2クールからは昼食後に少しウォーキングなどでカラダを動かしてみようということに。「たぶん、それだけで落ち着くと思いますよ」と古川先生。

9:30 引っ越し準備

14時ごろから部屋の移動ということで、着替えや身の回りの品を整理して、ベッドの上にまとめて置く。この6人部屋もテレビや冷蔵庫がない以外は特に問題もなく、居心地もよかったけどね。何といっても、仕事がガッツリできちゃうし。慣れてきたところだったので、少し名残惜しいような気もする。

12:00 昼食


写真:第1クール4日目の昼食
ざるラーメン 260g、スープ、ほうれん草お浸し、春巻き、ずんだ寒天 [599kcal|蛋白:24.2g、塩分:3.2g]

今日のお昼は選べるメニューで「ざるラーメン」。つまり、つけ麺ですな。いやはや、入院中に病院食でつけ麺を食べられるとは!

写真:ざるラーメン

赤い悪魔にリベンジ達成 さらにレモンまでも!
しかも、扁摘後に苦汁をなめさせられた赤い悪魔にもリベンジを果たした! というか、気がついたら口の中に入れていて、「あれ? オレ、トマト食ってんじゃね?」だったんだけど(汗) しかも、前回のような "プチ" ではなく、今日のはリアルトマト。しかし、全く何のダメージも受けることなく、完食。

さらに、調子に乗って、春巻きに添えられていたスライスレモンにもトライ。こちらも無問題。そろそろ、柑橘系も大丈夫なのかも?

13:15 午後の数値チェック

今日は病棟の引っ越しがあるため、いつもより早めに血糖もチェック。ホントは14時にチェックしてほしいんだけどな。今日の数値は参考扱いながらも「233」。点滴3日目だった昨日の14時よりも「40」低いが、14時まであと45分あったから、14時だったらもっと上がっていたんだろうな。昨日と同じくらいかも。ま、ヨシとしよう。
  • 血糖:233mg/dl * ただし、13:15測定のため参考扱い。(前日 273mg/dl)
  • 血圧:130/84(正常高値)
  • 脈拍:62
  • 体温:36.6

13:40~14:10 第2病棟へ引っ越し

ベッドに荷物を全部乗せて、ゴロゴロと引っ越し。といっても、ベッドは看護師さんたちが運んでくれたので、手にしていた携帯で写真撮影に専念(笑) そのときの写真も使ったドキュメント記事をがんばって書きました。

引っ越し先は、腎科の本来の病棟である第2病棟。サイトでも「IgA腎症の扁摘ステロイドパルス療法は遠方からも治療を希望し入院されています。」というだけあり、いわば扁摘パルスのメッカというか、総本山。

ウエちゃんの好きなプロレスの聖地、後楽園ホールみたいなもんです[謎] いわば、今日は「扁摘パルスの聖地」復活記念日というわけ。そういう日に立ち会えて光栄というか、何というか。腎科スタッフの皆さんにとっても、大きな意味のある日だったのではないだろうか。

写真:窓からの眺め
窓の外は、建物全体がネットで覆われているため、ほとんどグレー一色...。

詳しくは、こちら:

16:00 薬剤師からのヒアリング

今日も担当薬剤師さんが顔を出してくれた。そうそう、一昨日から実習生の女子薬科大生がメイン担当、頼れる担当薬剤師さんがその指導役という感じに。今日は、昨夜初めて服用した睡眠導入剤「マイスリー錠」についての確認。効果があったので、これからも寝付けないときは飲んでみようと思っていることを伝える。

あと、血糖値の話にもなり、毎日14時がピークになるので、13時15分で「233」というと14時なら昨日と同じくらいだったかもしれないという話に。今日は引っ越しだったからできなかったけど、明日からは昼食後に軽く運動して数値を見てみようと思う。

18:00 夕食


写真:第1クール4日目の夕食
カツオ竜田丼 100g、たぬきそうめん 100g、白菜の辛子和え、カボチャとチーズのサラダ、マヨネーズ [659kcal|蛋白:28.9g、塩分:3.5g]

写真:カツオ竜田丼のアップ
おー、紅生姜! この赤を見ただけでもテンションが上がる

夕食も選べるメニューで自己負担84円増しメニュー。ちょっとした贅沢気分を味わえるひととき。メインはカツオ竜田丼。久しぶりに見る紅生姜。いや~、大変美味しゅうございました。そして、新たな難関として白菜の辛子和えもクリア。辛子はヤバイかも...と一瞬躊躇もしたが、少しずつ食べてみたら大丈夫でした。そして、フツーに辛子の味がしたよ。

18:30 家入先生ご訪問

昨年12月の腎生検での主治医だった家入先生が病室に顔を出してくれた。扁摘後の数値をチェックしてくれていたようだ。

「術後2日目に尿の潜血が一時的に上がったのは、やはり扁桃が悪さをしていた証拠ですね。あとは、パルスでしっかり火を消しましょう!」

たしかに、その前後が「+1」なのに、術後2日目の朝だけは「+3」になっていた。IgA腎症の病巣だったことが確認できたし、やはり扁桃を摘出して大正解だったといえる。うんうん。

あと、空腹を感じることはないかと聞かれ、そうでもないですねと答えたのだが、そう聞かれたことによって意識するようになってしまったのか、それ以降空腹感を味わうというか、お腹がグーグー鳴り出すという罠に...。

21:00 就寝

さて、第2病棟の二人部屋での初めての夜。消灯はいつも通り21時ですが、お隣さんが「パソコンとか、電気とか、好きなだけやっていいからね。明るくたって全然平気だからぁ。」と声をかけてくれる。60代半ばで2年前から透析をされているんだとか。お互いに余計な気を遣わないで済みそうで、ちょっとひと安心。

それでは、また明日。アディオス、アミーゴス!

2 件のコメント:

  1. tatsukomeです。
    ウエちゃんさん、我が駆け出しブログよりの引用、光栄でございます。

    ウエちゃんさんのこれまでの病歴というか、経緯を拝読しました。
    自ら勉強され、結果的に自ら方向転換を選択、それを実行されている勇気と行動力に全く感服いたします。

    思えば、10年間、20年間に確定診断された方々と違い、我々の如き新規参入者(?)は非常に楽な思いをさせていただいているのではないかと思います。
    私の場合も、流石に確定診断されてからは自分でも色々と勉強はしましたが、治療方針については「扁摘パルス」を当たり前の如く提案され、あっさりそれに乗っただけですから...。

    そういえば、入院前にこんなことがありました。
    ひょんなことから取引先の方が10年前に「IgA腎症」と確定診断されていたらしいことが判明したのです。
    すっかりその方とは「病気トーク」が出来るものと思い「今度ステロイドパルスで入院しますねん」と話しかけると...「そんなん絶対にやったらアカンで!薬漬けにされるだけや。ウチの主治医の先生はリタイアしたけど●●病院の院長までやった人で...云々」
    「病気トーク」どころか、完全に「アホ扱い」されましたわ。(苦笑)

    その方、恐らく以前でいう「予後良好群」位に属していたのでしょうか、殆ど治療らしいことをせぬままでも、今のところ大過なく過ごせているようです。
    ただ、同じ時期に「予後不良群」等であった人々はどのような経過をたどっているのでしょうか...。

    そんなことがあっただけに、最新の情報にもアンテナをはり、自ら方向転換を選択された決意は凄いと思いますし、その結果がいいものになってほしいと思います。

    ウエちゃんさんとは病歴も経緯も違いますが、治療の段階は殆ど同じような感じですよね。

    お互いに寛解目指して頑張りましょう!

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  2. tatsukome さん

    ご丁寧なコメントありがとうございました!

    ご紹介させていただいた「プレドニン錠内服の極意!」。2日目の今日は、さらに3錠ずつの2回に分けるというアレンジを加えて、完全に苦味をシャットアウトできました。これでプレドニン錠の内服も問題なしです。

    tatsukomeさんの取引先の方、今でも定期的に尿と血液の検査を受けて、数値を確認されていればよいのですが、それだけが心配ですね。

    私の主治医である仙台社会保険病院の堀田医師は、昨年11月の初診時に「あなたは真面目な人なんだね。」とおっしゃいました。

    それは、私が15年以上も毎月とか、3ヶ月に1回ペースで、定期的に検診を受け続けてきたからでした。自覚症状がほとんどなく、また数値も毎回そんなに大きく変わるわけでもない状態が続くと、多くの人たちがドロップアウトしてしまうそうです。

    特に、30代、40代の男性は仕事が忙しくなってくると、そういう傾向が見られるらしいですね。つまり、病院に行かなくなってしまう。

    それでも何ともなければよいのですが、知らないうちに腎機能の低下が進行してしまっている、というケースも少なくないようですよ。

    私の場合は、15年以上が経過しても腎機能がまだ約80%ある、ということからもラッキーだったと思っています。

    「扁摘パルス」については、tatsukomeさんのほうが数週間先輩ですね。tatsukomeさんのブログ、とても参考になります。年齢は私のほうが一つ上かな? 

    40代の男同士、絶対に寛解しましょうね!

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