2010年12月28日火曜日

入院(腎生検)9日目 夜: 腎生検の結果

写真: 腎生検の結果説明書
主治医が説明しながら手書きで書いてくれる

やはり「IgA腎症」で、腎機能は80%程度

夕方に主治医の家入先生、古川先生から、腎生検の結果についての説明をいただいた。
  • やはり「IgA腎症」であることを再確認
  • 腎機能は標準の80%程度(クレアチニン:0.86、24時間クレアチニンクリアランス [Ccr]:81.2)
  • 入院期間中の尿潜血、尿蛋白ともに、(ー)と(1+)の間であり、軽い反応が見られる程度
  • 最初に血尿が認められたのが1993年であり、長い年月をかけて少しずつ進行はしている
  • 病気の勢いとしては、比較的落ち着いている 
IgA腎症であること、腎機能が80%程度であることなどは、ほぼ予想通り。意外だったのは、今回の入院期間中は尿潜血と尿蛋白が意外と落ち着いていて、時には両方とも(ー)のときもあったようだ。これは予想外のいい結果だったので、うれしい誤算というか、なんだかホッとした。

予後を示す四つの分類はしない

腎生検の結果をふまえて、予後を四つに分類するのが一般的だが、その分類自体が現状にそぐわなくなってきているため、この病院ではその分類を用いた示しかたはしていないらしい。たしかに、まずは扁摘パルスで寛解を目指すわけだから、分類すること自体に意味がないというのは納得がいく。

IgA腎症の原因と今後の治療計画

続いて、今後どのように治療していくかについて説明をいただいた。IgA腎症の原因としては、一般的には次の3つが考えられる:
  1. 扁桃の炎症
  2. 鼻の炎症
  3. 歯の炎症
これらが原因となって、IgA腎症となるケースが多いため、まずこれらを除去する根治治療が必要となる。特に、IgA腎症患者のほとんどの場合には扁桃の炎症が原因となっている。そこで、想定通りに次の2つの治療を続けて行うこととなった:
  1. 扁桃摘出術(仙台赤十字病院にて:約2週間)
  2. ステロイドパルス療法(仙台社会保険病院にて:約3週間)
時期は、3月の米国出張から帰国後の4月を予定。まずは、1月に仙台赤十字病院の耳鼻咽喉科で診察を受け、4月の摘出手術の日程を決めることが先決。仙台赤十字病院を退院したら、続けて仙台社会保険病院に入院してステロイドパルス療法に入る。

CT検査とブドウ糖負荷試験の結果

また、CT検査の結果、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の疑いはなくなったが、鼻の奥のほうで炎症を起こしていることが確認できたため、この治療も並行して行う。これは例の塩化亜鉛を使った治療なのだろうか。

それから、再試験まで行ったブドウ糖負荷試験の結果だが、二回目は血糖値に問題はなかった。ブドウ糖の摂取前は87(初回は、183だった!)で、ブドウ糖を摂取した後に上がっていき、また下がっていくという正常な数値の変化だったようで、これはひと安心。

ただし、血糖値が上がるとそれを抑えるために体内からインスリン(インシュリン)というホルモンが分泌されるが、これが標準値よりも多かったらしい。これを制御する方法としては、体重のコントロールが挙げられるとのこと。実は、1か月前から禁煙をしたことで、体重が増え気味なので、運動するなどしてコントロールしていくとするか。ただ、これは意外な指摘事項だった。

選べるメニュー第6弾は、ひつまぶし

  • ひつまぶしご飯 190グラム
  • 味噌汁
  • 梅風味おひたし
  • 白菜とワカメの酢物
  • 果物 30キロカロリー

606キロカロリー: タンパク質 26.4グラム、塩分 3.2グラム

なんかすごく美味しそうに撮れてません?

ひつまぶしというには少し物足りなかったかな。ま、病院食でうなぎが食べられることで満足すべきかもしれない。お茶漬けにできたりするとよかったんだけどな。

さて、明日はいよいよ抜糸。あ、そういえば、抜糸って痛いのかな?

それでは、アディオス、アミーゴス!

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